澤田サンダー SAWADA THUNDER
「エキサイティングスポーツ過労死」 A1サイズ 写真プリント ヨーロッパなど税金による福祉体制や環境対策が行われている社会では見られず、日本、韓国,アメリカなどアメリカ型資本主義国やアジアの発展途上国でみられる「働き過ぎの過労死」。これは利益追求型企業による人の使い捨てであり、目前の経済活動に直接関わる諸問題しか解決しようとしない社会通念(企業、個人を含む)の表れでもある。 そして今日の日本では、未だに、テレビドラマ化された「働きマン」などを代表とした「働く」ストーリーを美化することによる激しい勤労の押しつけも社会全般でみられ気持ちが悪い状況が続いている。 本作品はそんな勤労第一主義社会を表象化し、この状況を作り出した企業や政府への批判だけに終わらず、働く個人にむけても同時に鋭い目を向け、演劇性とユーモアのある写真表現とした。 過度に働くことで脳内麻薬が活発化し、ある種自己陶酔している状態だともいえるランニングハイ的状態。または、オリンピックやワールドカップなどの国に尽くす状態に等しい奉仕、忠誠的思考から来る、プレッシャーやストレスなど。今や「Karoshi」として英語の辞書や他言語の辞書にも掲載され、ゆとりのない封建的なシステムやライフスタイルを象徴する国際語となってしまった「過労死」を「極限の運動種目のゴールイン状態」に見立てる。 プロフィール 青森県弘前市出身 二十歳頃からシナリオを書き始める 2004年に書いた「幼なじみのバッキー」を絵本用に書替え、 2006年にアーティストの増山麗奈にイラストの作成を依頼 2007年 第10回岡本太郎現代芸術賞入選 2006年より、SAZANAMI MOVIE EXHIBITIONの主宰も行う。 作品 2006 「幼なじみのバッキー」 原作・編集・作画指示:澤田サンダー イラスト・油絵:増山麗奈 2007 「エキサイティング・スポーツ・過労死」 原案・写真撮影 澤田サンダー モデル:カオリン 2008 「はじめての食事」 原作・編集・作画指示:澤田サンダー イラスト・編集・デザイン:小板橋直子 賞歴 2007 「第10回岡本太郎現代芸術」入選 展覧会 2006 IID世田谷ものつくり学校「SAZANAMI MOVIE EXHIBITION」※主宰・本人も長編ドキュメンタリーを出品 2007 川崎市岡本太郎美術館「岡本太郎現代芸術賞展」、横浜・ZAIM「ARTLAN@AISA」、韓国・ソウル gallery Ewha「和解と和合の韓・日展」、渋谷・ピンクカウ「リトルサンダー・フォー・エバー」 2008 渋谷ギャラリールデコ「はじめての食事」、銀座芸術研究所「バッキーのリベンジ未遂!!」
by ecoasia
| 2008-08-01 19:56
| 参加作家 澤田サンダー
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全体 参加作家 石川雷太 参加作家 園田昭彦 参加作家 本杉美智子 参加作家 澤田サンダー 参加作家 森下泰輔 参加作家 李宣周 参加作家 中村均 水谷かおり 参加作家 柴田智明 開催情報 関連リンク 過去の参加作家 スズメラウンジ(布ナプキン) 以前の記事
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